粘度計というのは液体をはじめ、液体と固体が混ざり合っている状態の粘度を計測する機器です。
調べてみると歴史はかなり古いものらしく、毛細管式粘度計から始まり、現在ではコーティング材料だけではなく、液体から半固体まで幅広く測れるレオメーターという汎用型のものまで揃っています。
こういう風に説明すると分かりにくいですが、知ったきっかけは料理でカレーやシチューを作っている時に、粘り気と美味しさの関係を数字で表せないかと考えたからです。
粘度と美味しさは関係があるはず
料理の中でカレーやシチューはパッケージ通りに作れば比較的誰でも作ることができますし、材料も特に凝ったものではなく、炒めて煮るだけでいいので簡単です。
ルゥをスパイスから手作りするのは大変ですが、今は市販品も数多く販売されているので好みで選べば美味しく出来上がります。
シチューは冬場のイメージが強いですが、カレーになると春夏秋冬で好まれて食べられますし、内容によっては豪華なものから節約料理にまでつながるので助けられているという人も多いです。
そして日本のカレーはインドやタイのものと違って、とろみがついているのが大半ですが、ここで気になるのが粘度になります。
とろみは必要ですが、強すぎるとご飯には合わなくなってしまうのでほどほどの見極めが重要です。
一般的に美味しさというのは味だけではなく、香りや食感などさまざまな部分が関わってきます。
それゆえ粘度と美味しさというのも関係があるはずで、気になるようになりました。
お店に持ち込むのは顰蹙を買うかな
現在では本場のインドやタイのカレーも日本に居ながら食べることができますが、やはり純粋に美味しいと思えるのは昔から慣れ親しんだとろみのついたものです。
自宅で作るお母さんの味もいいですが、専門店で食べる本格的なものも素晴らしく、さまざまなものを楽しんでいます。
ここで気になるのはプロの作る料理の味の組み立てを知るのは難しいですが、とろみに関しては粘度計を利用すれば分かるかもしれないということです。
現在はハンディタイプの粘度計もあるので、粘り気に関して調べることはそれほど難しくはありません。
ただお店に持ち込んでチェックするというのはかなりの顰蹙を買いそうですし、周囲のお客さんから白い目で見られそうです。
常識的に考えれば知りたいという気持ちはあっても実現するのは難しく、無理だといった方がいいと思われます。
しかし個室など周囲の目が気にならない場所なら、粘り気について調べることも可能かもしれなく、美味しさの秘密が分かるかもしれません。